叫び 悲鳴

最近おこった二つの痛ましい殺人事件、高校生の女の子が同じ学校の生徒に自室で殺された事件と姉妹がやはり自室で殺され放火された事件のニュースを見る度に、気になって気になってたまらないことがある。
どちらも、「助けて」と悲鳴が聞こえたという。その時、なぜ様子を見に行ったり、警察に知らせなかったか、ということだ。大声や悲鳴は、たいしたことではないことに発せられることもあるし、単なる家族内のケンカであることもあるだろう。それらにいちいち干渉していては、かえって失礼になることもあるだろう。だから、あの事件の悲鳴や叫びを聞いていながら放置した人を責めるつもりは本当にない。・・・ただ、可哀想で残念でならないのだ。声がした時、誰かが見に行くとか警察に届けていれば助かったかも知れない・・・と。