堀江さんの逮捕

ライブドアの堀江さんが逮捕された。残念だ。結果はこうなってしまったが、彼はやはり”既成の壁に挑んだ”のだと思う。敗れたのは、彼が山師的な域を出なかった”未成熟”にあったのだろうと思う。既成社会、大人をどこか見下していた。そういう未成熟。特にお金を手にしてからそれが隠しようもなかった。彼は細心の注意を払っていただろうが。注意をしていたということは、既成社会、大人を尊重していたということではないから、むしろ既成社会、大人の反感を刺激していたのだろう。
彼を拝金主義の権化のようにいう人が後を絶たないが、私はそれは違うと今も思う。拝金主義の世の中に、それを満たそうとして生まれたに過ぎない。そういう意味で、彼は才能のある人だったのだろうと思う。人間性の成熟がついていけば、本当の成功者になれたかもしれないのに・・・とそれが残念だ。さきほど、報道の中でどなたかも言っていたが、彼は一番を走り続けなければならない重圧を自ら課してしまったような気がする。
罪の結果が多くの人に経済の損害を与え、これからもそれは重くなるだろうから、もはややり直しはし難いのかも知れないが、潔く刑に服すると同時に出来るだけの償いをしてまた挑んで欲しい。今度こそまっとうにきっと出来る。

それにしても、一部の人たちの彼を叩く様は、まるで酒宴を開いているようだ。以前、イラクで拉致された三人の若者に対してもそうだった。
フジの日枝氏がインタビューに答えているのを観たが、抑えても抑えても日枝氏の顔から笑みがこぼれていた。隠しても隠しても、(せいせいした。あのヤロー、ザマーミロ。)と言ってるのがあふれ出ていた。

それにしてもそれにしても、時代は刻々と変わっている。神は堀江さんにこのような役割を担わせて、何をどう変えようとされているのか。