選挙戦 無責任見物記

夜のニュース番組が、広島入りをしたホリエモン氏をおっかけていた。熟年の女性に囲まれて写真を撮ったり、にこにこ笑顔のホリエモン氏を見つつビールを飲む。「人は変わり得る、とは言うもののちょっとかわりすぎと違う? ま、いいけど・・・。」
亀井静香さん。相変わらずメメシイとちがう? 綿貫さんもそう。メメシサと優しさはちがうゼ。ま、いいけど・・・。
いきなり、長野県知事の相変わらずの精力的な顔が! し、し、新党結成??? 明日の新聞読んで、詳細を見てみなくては・・・。この人のやるうこと、凡人の私の頭では時々ドッキリかと思っちゃうよ。ま、いいけど・・・。
それにしても眠いなぁ。・・・実は夕べも殆ど眠っていない。我ながら、私って結構タフだと思う。炎天下、犬の散歩だってちゃーんと行ったしィ・・・。
そういえば、昨夜、坂本九ちゃんのドラマを観た。ドラマ自体はともかく、九ちゃんを偲んだ。私は高校二年の時、愛媛県から東京の女子高に転校したのだけど、クラスにはロカビリーの花吹雪が舞っていた。芸能人や歌手といえば中村錦之介や美空ひばりしか知らなかった私は、東京の女子高生の大人っぽさや洗練に仰天した。

ある時、廊下を中腰で掃いていたら、ロカビリー少女の一人が、「くろねこ!」と私を呼んだ。(私はくろねこという愛称で呼ばれていた。)「ん?」と顔をあげると、数人の子らがいて、「キャー! ね! 似てるよね、似てる、似てる!」と言う。キョトンとしている私に、「ロカビリー歌手の○○に似てるんだよ、くろねこは。」と言われた。恥ずかしかったけど嬉しかった。

結局、私に似ているというその歌手のことはどんな人かもわからないままだったが、やがて、彼女たちの口から、『さかもときゅう』という同世代の少年歌手の存在を知る。雑誌でその歌手を観て心が躍った。平尾まさあきさんやミッキーカーティスさんや水原ひろしさんなど、大人としてのスターに見えた彼らの中で、九ちゃん一人、愛媛のどこかの村や町でも、行き会うかもしれないと感じさせる、やんちゃないたずらな少年そのものであった。
私は日劇まで彼を観に行くことなど考えもできない環境にいたが(鬼父が怖かった!)、熱狂的なロカビリー少女の誰かからブロマイドなどもらって大事にしていたりした。
やがて九ちゃんは、毎日のようにブラウン管の中に現れるようになる。そして、二十年前の八月、御巣鷹に消える。
大好きだったよ、九ちゃん! 今も!