この日

中国のお客様たちにお土産を持って行った。あらためて、継母が、戦争で引き離された娘たちに会えたことは、真実大いなる祝福のことであると、しみじみと深く深く思い、心底から神に感謝をした。
そして、私は、継母と継母の娘たちと、この日を別れの日とすることを心中に定め、それを神に告げた。「私は役割を果たしたでしょう? 私はもう自由になっていいのでしょう?」と。・・・でも、私はよくよく自由に生きられない人間である。父の人生に光をあてる役割がおるような気がしてならなくなってきているのだ。