事件 心の闇
今朝は早く起きたので、しばらくの間、お茶を飲みながら朝のワイドのニュース番組などを観ていた。メディアが事件を語る常套語に、『心の闇』というものがある。さっきまで観ていた番組でも盛んにこの言葉が出ていた。
これを聞くたびにひっかかるんですよね。人をあてはめては何なので、自分にあてはめて言うと、私が書いた作品がもしベストセラーになって(あり得ませぬ!)、ベストセラー作家と言われるようになったら、(なりませぬ、いえ、なれませぬ!)、私が生き物に寄せる心情や、捨てられた猫や犬を多数家族としていることを美談、美徳とされるでしょう。
でも、今のまま疲れきって、何かの事件のような問題をおこしたとしたら(あり得ます!)、『心の闇』と言われるのでしょう。
そういうことよ。そう、つまり、心の闇とは、特殊なことではないのよ。その人その人、誰もが持ってるものを、社会、世間、アナタが、『闇』と言った時に生まれるものなのよ。そう、社会、世間、あなたが生んでいるの。それが闇の”真実”よ。・・・・・ただ、場合によったら、打ち砕かなくてはならない闇がある。それを人は、それぞれにしなくてはならない。そういうことよ、人は、己の闇を打ち砕ける。そう生きられる。そうよ、人間はそうよ。
苦しい人、苦しんでいる人、あなたこそ、愛の人よ、頑張ろう! 生きよう!