最近の夫と私

夫はここ三日ほど続けて夜間の徘徊。外に出る兆しはないのでそれほど心配することはないのだけど、やはり何が起こるかわからないから私も眠らないで何気ない振りして様子を窺っている。
それで夫は、家の中を歩き回ったり、トイレットペーパーをちぎったり、座り込んで手遊びをしたり、見たところのんびりした風情で一晩を過ごす。

今朝はディサービスに行く前に、眠くないか訊いてみた。徘徊が続いているというのは夫自身も睡眠不足であるはずだからだ。が、「いいや。」と意気揚々と車に乗り込んだ。
送って帰ってから、私自身がどおっと睡魔に襲われ、今こうしていてもこっくりこっくり居眠りをしそうである。一眠りしたら気持ちいいんだろうけど、今日はやっておきたいことがあるので、何とか眠気を追い払おうと頑張っているところ。
そこでテレビをつけたら、笑っていいともの中で、母の日に贈るお弁当、というのをやっている。そのお弁当たちが美味しそうで美味しそうで・・・・・見とれております。いいなぁ、食べたいゾ。

ところでそのお弁当コーナーの司会が香取慎吾さんなんだけど、この人、笑い顔がすごくいいんですね。人を解放する笑顔、というか、そんな感じ。

お笑いのアンガールズさんも出演されている。この人たちをはじめて観た時、『なんだろ、この人たち？』と思った。でも不思議。何度も観ているうちに、だんだん面白く思うようになって今では好きな芸人さんになっている。
思うに、最初、よく思わなかった人を贔屓に思うようになることは多い。だんだんその人の優れたところや感じのいいところがわかってくると、本物のファンになる感じ。アンガールスさんたちの場合は、彼らの知性を感じるようになって好感を持つようになった。
ここでいう知性というのは知識につながる知性ということではなく（彼らは知識も深い人たちとわかっているが）、人間や物の見方に対する彼らの洞察性や考え方、そして漂う確かな品性のこと。

ああ、ダメだ、やっぱり眠いや。

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