杉村太蔵議員のブログ盗作騒動

わざわざ騒動とつけるほど騒がれているのかどうかは知らないのだけど、昼間ラジオの報道で、太蔵議員が自分のブログに書いていた記事が、別の人の文と似ていると言っていた。『死にたいと思って雪山に登り雪の中にいたが寒くて車の中で暖をとり、また雪の中に行ったが寒くて耐えられず、”このままでは風邪をひく”と思って帰った』というような内容らしい。


そこで思ったのだけど、人間て考えることはみんな同じ、ということがある。実は私も、数年前の夫が今ほど認知症がひどくない時、夫の会話と言うコミュニケーションがとれないことに絶望的になり、近くの森の中に入っていったことがある。確か11月のことで真夜中の森はひどく寒く、”このまま凍え死んだらどんなにせいせいするだろう”と思い、かなり長い時間真っ暗な森のおくに一人うずくまっていた。結局寒くてならず、そして、『このままこうしていたら風邪をひいちゃう』と思い家に帰ったのであった。
これを2000年の末あたりの日記に書いている。雪山ではないが、経過や最後に、『風邪をひく』と思って止めたところなど太蔵議員氏、大蔵議員氏がパクッタと言われている人と同じである。


他にも結構人って同じように感じる、思う、考えるもんだ、と思うことはよくある。私は猫や犬との付き合いが尋常でなく深く、しばしば生き物に関してのことで、人間の冷酷や残虐があると怒ったり落ち込んだり、あるいは願望を書いたりすることがあるのだが、他の愛護の人たちの文章とまるっきり同じに書いていることがある。勿論盗作をしているのではない。思うこと、願うこと、感じることはみんな同じだ、ということなのだ。二十数年前に私が新聞に書いた愛護関連の文と全く同じようなものを今見ることもある。そういう時いつも、誰かが誰かの文を盗作したり真似したりしているのではない、動物を思う気持ちと、日本の動物事情は何十年もひとつも変わってないってことだなぁと思う。


だから、今回の太蔵議員氏も、盗作などではなく、たまたま似通っていた、ということでなかったのではないかしらん? ・・・と私は思ったりするのだけど、どちらのブログも見ていないのでわからない。