認知症の母を殺した男性に執行猶予

片桐被告の母親は父親の死後の平成7年8月ごろに認知症の症状が出始め、昨年4月ごろに症状が悪化。夜に起き出す昼夜逆転の生活が始まった。 同被告は休職し、介護と両立できる職を探したが見つからず、同年9月に退職。その後、失業保険で生活している際に、伏見区内の福祉事務所に生活保護について相談したが受給できないと誤解し、生活苦に追い込まれて心中を決意した。<サンケイ、iza!トップより>


福祉事務所の対応が”普通に親切だったら”、この人は明日食べるものもない、という生活苦におちることなく、母を殺すことなく介護を続けていけただろうと、残念で気の毒でならない。
”普通に親切だったら”と私は書いたが、”普通でなく冷たい”のだっただろうと想像をしたからだ。
私は、”意地悪な対応”だったのかもしれないとも想像している。
自分の経験からだ。勿論、普通以上に親切な対応をされる方は多くいらっしゃると思う。だが、当事者にとって、自分が必要な時に、思わぬ冷たい、あるいは意地悪な対応をされたら、それが全てになるのだ。
この人の例は、福祉事務所が人殺しをした、と言いたいぐらいだ。(ハイ、言い過ぎです。でも謝りません。)