創刊号

捨てられ続ける猫や犬に関しての通信を近隣に配布することにした。
私の文章はどうも人からの理解や共感を得にくいところがあるので、しかも地域に対してしめった想いが強く出るので、何とも恨みがかしい文章になっている。これで果たしていい方向に進むかどうかわからないのだが、ま、仕方ない、これが地域には正直な気持ちであり感性なのだ。これでやってみるしかないではないか。
何号か出しているうちに、肩肘がとれ、素直になり、人の胸に届く通信になってくるかもしれない。
それを期待して出し続けることにしよう。
そこで、今日、創刊号を配った。

『猫の家犬の庭』通信 創刊号 2006/11/11発行

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11月9日、ビニール袋に入れられ森に捨てられていた仔猫。

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6月に森で見つけた。箱に4匹いた。今ではみんな立派なワンパク猫に。

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このチラシを配布しましたのは、○○の◇◇です。犬や猫がたくさんいる家、と言えば、「ああ、あの!」と頷く方も多いでしょう。家の中は猫が、庭には犬がひしめく合うようにしていますから。
私は、ここに住んで15年になります。引っ越してきた時、筑波山を望み、近くは豊かな田園が広がり、夏にはメロンの甘い香り、冬には清しい白菜の香りの立つこの静かな町で、脳梗塞の後遺症を持つ夫の介護をしながら、執筆の仕事に励みつつ、人生の後半をそれなりに楽しいものにしようと思っておりました。

ところが、その夢は惨たるものになっていきました。私は捨てられる猫や犬を見ると不憫に感じ、見捨てることができないのですが、それをいいことにされてか、次々仔猫、仔犬、中には成猫、犬まで連れて来られたり、近くに置いていかれるからです。このために、家の内外は汚れる一方となり、経済的な困窮を招き、はては世話が大変なのと、経済的な心労がつのり、夫は再び脳梗塞を起こし、認知症が決定的となりました。
その上、私は自分が保護し飼い始めた猫や犬には、全部不妊手術を施し、一匹も生ませないようにしておりますのに、まるで私の家で生ませているかのようなウソの噂を立てられたり、他にも、驚くような事実無根の中傷を言いふらされたり致します。本当に数え切れないほどの理不尽な目にあって来ました。

この15年間、それらに耐えてきました。直接根も葉もないことを言い触らす人と話しても、決して理解も反省もなく、かえって冷たい態度や、悪意の言葉が返ってきたりしますので傷が深くなるからです。またどなたかに相談しても、結局、人というものは、わからない問題にはなかなか胸の扉を開かないものです。そうであれば、言葉にすればするほど、当事者そのものがより痛むことになる。・・・これに気づき、私は、自分のホームページやブログで真実を訴えながら、生活の場では黙って耐えることにしたのです。
ですが、最近、ホームページやブログで書いているだけでは、単なる気晴らしに過ぎないような気がしてきたのです。やはり生活の場は大切です。大切なこの場で、きちんと言うべきことは言っていかなくては、何もよくなりません。
そこで、遅ればせながら、通信を発行していこうと決めました。どうかご一読をお願い致します。


前置きが長くなりましたが、この創刊号には、三つのことを訴えたいと思います。
仔猫、仔犬がほしくないなら、自分の家の飼い犬、飼い猫に、不妊手術をしましょう
手術の費用は15000円ほどかかりますが、一度手術をしておけば、仔犬、仔猫が生まれる心配がありませんし、子供さんへの教育にもいいと思うのですよ。情操教育と言うのは、身をもって、生命を大切にする、慈しむ、というところに実ることではないでしょうか。また犬も猫も、手術をすれば性格が穏やかになります。

猫や犬を捨てたら、虐待や器物破損の罪に問われ、罰金50万円以下の罰を受けることもあります
飼い主にとったら、子供を誘拐されたと同じ悲しみと苦しみになるのです。多少迷惑を蒙ったからといって勝手に捨てると、訴えられることがあります。車に乗る、庭にフンをするのは、誘拐したり殺したりするほどの罪ですか? 人間の優しさや思いやりって何でしょう? 今の殺伐とした世の中は誰が作ったのでしょう? 

白い色の、右と左の目の色の違う、尻尾が途中で切れている猫がいたら教えて下さい

六年前、生後二ヶ月ぐらいの時に、近くの墓地に捨てられ泣いていたのを拾い、大事に育ててきた猫、バーコです。
10月の半ばの日曜日に、突然姿を消しました。右と左の目の色が違い、尻尾が途中から切れています。
穏やかな性格のメスです。避妊手術済みです。
見かけた方、どうか、++++++++++にご連絡をお願い致します。
寒くなってきてバーコが可哀想でなりません。

このチラシに関するお問い合わせは、++++++++++++ にお願いします。