身体の異常事態

9月から10月にかけて、何分間か自分が誰であるか、どこにいるのかわからなくなることが二回あった。一回目は車を運転している時だったが、不思議なことに、赤信号と青信号の見分けがつき、ちゃんとそれに沿った動作もできた。が、何にもわからなくなったというのは事実だから、そのことはとても恐ろしいことであった。(なに? なに? ここはどこだっけ・・・、私は誰だっけ・・・)と考えているうちにどっと脂汗が背中や脇に流れる感覚があった。
他にも、口内炎が長く続いていたり、耳が聞こえなくなったり、人の言葉がふぁんふぁんと響いてさっぱり理解できなくなったり、めまいはしょっちゅう起こっていた。これらは私にしたら異常事態で、自分が旅立つのはいいが、夫の介護と猫や犬たちの世話はどうしようと、かなりマジに考えていた。
とにかく、この事態がどういうことか把握しておかなくてはいけない。そこで今日、夫ともども病院へ行き、夫は通常の検診、私はMRI撮影である。その結果、私は脳の状態は悪くないそうだが、かなりの過労であるとのことで、血管の検査と脳波の検査の予約を求められた。やれやれ。