西遊記『砂の国』

西遊記も四巻目となり、三蔵法師孫悟空猪八戒沙悟浄の四人の旅も板について、最初気になって腹が立って仕方ないほどだった香取慎吾孫悟空の”能書きを垂れる”場面も受け入れられるようになった。(メデタイな♪)
今夜は、水が出なくて砂の国になってしまった町での活躍の物語。水が出ないようにしている妖怪は、沙悟浄の昔の恋人だった。ラストに黒幕がわかるのだが、物語は、沙悟浄と昔の恋人の再会と別れが中心になって進む。インテリで心のソフトな沙悟浄と須藤理沙さん扮する昔の恋人の哀しい展開はなかなか楽しかった。
夫に、「この西遊記沙悟浄はインテリ風でかっこいいわね。」と言ったら、夫は、「あれは沙悟浄じゃないよ、沙悟浄はもっと気持ち悪い妖怪だろ。」と言った。昔読んだ本はよく覚えているのだ。
そういえば、妖怪たちは本当はみんなもっと気持ち悪いほどあくどく、姿も醜いのだろうけれど、この西遊記の妖怪たちはメルヘン風で楽しい。