ミキティ(安藤美姫)の精神

昨日か一昨日のテレビで、フィギアスケートのミキティさんが取材に答えて、こんなことを言っておられた。
「メダルなんかいらない。自分の納得のいく演技をして、良い結果を出すだけ。」
「四回転をして、良い結果を出して、誰にも文句を言わせない。」
これを聞いて、私は、(この子は、自分が選ばれたことで他者からいろいろなことを言われ、本当に傷つき苦しかったんだなぁ・・・。)と何とも言えない気持ちがこみあげてきた。私もこのブログに、『素人目には中野さんの方がよかったように思う』ということを書いた。実際、あの時そう思ったのだから、それはそれでいいのだけど、本人にしたら、『オリンピックに出られることになったから嬉しい、るんるん♪』というわけなどではないのだ、とあらためて思った。
それにしても、このインタビューの答えを通して、ミキティさんの精神の気高さに打たれた。人によったら、自意識の強さ、と感じられるかもしれないが、私はこの少女の並大抵ではない誇りの強さ、真っ直ぐな自我を感じて、『頑張って納得のいく良い結果を出してね。』と祈らずにいられない気持ちになったのだ。この少女ならきっとやり遂げるだろう。もし失敗したとしても毅然と受け止めるだろう。素敵な大人になられるに違いない。

と、この気持ちとは別に、私は村主さんのファン! 素晴らしい表現が楽しみでならない。