事件 私感二つ

ホリエモン氏の3000万円振り込め指令メール
私は永田議員がこの件を国会で露にされた、と報道で聞いた瞬間、「ありえない。」と思った。根拠はまったくない。ただの直感である。この直感は、これまで報道で知ってきた範囲の中で、私なりに堀江さんという人物を理解というか、想像をした上の認識があるのだが、そこに、自分が選挙に出るにあたって、自分を応援してくれる”大物”に、商業的な理由が成り立つ契約があったならともかく、お金を”あげる”というようなことはしない、と思ったからだ。
堀江さんは、”お金を得る”という自分の人生の目的のひとつのために、自分の知恵や力の限りに動いた人で、それが結果的に違法を犯した(意図という意見もあるだろうが、私がここで言いたいことはそれはまた別の問題になる。)のだと私は理解している。国会議員やその分野分野の大物に、金銭などの授受をもって擦り寄って自分の勢力を広げてきた人たちとは、大分違う面があるのではないかと思うのだ。
だから、この件のニュースを聞いた時、「ありえない。」と即思ったのである。・・・といって自分の感受が正しいとは限らないわけだから、公正な調査が行われて真実が明らかになることを見ていたい。

こうした私の感じたことを土台に、永田議員の動向を見ていると、?????なキョトンとした気持ちがおこるばかりである。そして、ひとつ腹が立ったことがある。メールの提供者が誰かを追及されると、「その人は、出所を明かしたら野口さんのようになる、と怖がっているので言えない。」という意味のことを言われているということにだ。
もし、永田さんが本当にこう言われたとしたら、まさに、このメールは真実のものではない、ということの証明のようなものだ。メールの正当性を証するために、野口さんの不幸な死を引き合いに出した、というレベルでしょ。酷いもんだ。ここには、人の不幸な死を悼む気持ちなどなく、堀江さんかあるいは他の人を殺人者に仕立てて平気なのだ。勿論、本当に野口さんが殺されたのなら、徹底的に捜査するべきだし、指令した人、実行犯がいるなら、その人たちは徹底的に罪を問われるべきだが、ここのこの問題とは別のことでしょう。
私が言いたいのは、確かでない、人の生命と精神に関わることを軽々しく利用して、己の勝ちを求めるそのヘナチョコ心が情けないってこと。
あのメールが本当に”ガセネタ”ということがわかったら・・・自民党の安泰を手伝ったことになる、よね? なんか、トホホホです。

+園児二人、刺殺される
殺された子供の恐怖と苦痛と死、そして親の気持ちを思うと、どこかに逃げ出してしまいたい焦燥感のともなう痛みに苛まれる。本当に本当に辛い。

だが、犯人の女性を憎み、石投げることで自分の気をすましてはいけない。犯人の女性は、こうなるまでの日々、おそらく地獄を生きてきたのだろう。追い詰める要素は、あなたにも私にもある。このことをふまえて、捜査、調査、裁判が行われることを祈りたい。