スタメン『品格がないアンケート』

昨夜、フジの『スタメン』という番組で、『品格ないと思う時はどういう現象のことですか』という内容のアンケートの結果を出していた。
10位から順番に1位まで出していってるのだが、その内容にひとつひとつ、(うんうん、そうだよね〜)とか、(わかる、わかる!)など頷きながら観ていたのであるが、終わってから、(自分はこうではない、と他人事みたいに頷いて納得していていいのかぁ?)という思いがよぎってくるのである。
特に、永田議員や堀江貴文さんの名指しで言われていた、「議員の質の低下」「拝金主義」といった現象は、いつも思うのだが、あの人たちが特別なのではなく、社会全体(私たち)がそうなっていて、あの人たちはそれを顕しているに過ぎないのだ、という思いに来てしまうのである。(だから、あの人たちを大目に見ようとか、罪がない、などと言いたいわけではないが。)


入れ物に溜まった水は、表面は澄んでいるように見えても、かき回すと底にたまったものが立って、水の色を変える。あの底にたまっているもの(ヘドロ)が私たち(社会や世間)を表しているのである。


私はある時期まで(つい先ごろまで)、自分がヘドロにいろいろな形にからめとられていると感じ、そのヘドロの悪臭を忌み嫌うことを露にしていた。特にヘドロ自身が自分をヘドロと自覚していないことが許せなかった。・・・思えば、そうした自分であることこそが、堂々のヘドロであることの証であろう。(苦笑)


というわけで、スタメンアンケートの結果から、自分が品なく徳なく生きてきたことを知らされたのであった。(ジャン、ジャン!)