ほめられたいゾー!

アンテナに入ってる介護のブログをちょこちょこ訪ねるのも楽しみのひとつ。『たみぞうのよちよち介護日記』http://blog.so-net.ne.jp/yochiyochi-kaigo/ さんに今行ってきたのだけど、たみぞうさんちは、おばあさまの介護を、お母様とされている。やはりお母様が介護者として中心になられている。そこで今日の日記は、おばあさまが休まれた後、一緒にアイスクリームを食べられたらしい。
「お母さんは、娘さんにねぎらってもらって、一日の疲れも吹き飛んだでしょうね。」と、羨ましい私は一人つぶやく。


私はどんなに頑張っても誰にもほめられず労わられず、ほんとの話、時々おかしくなっちまいそう。実は昨日からストレスで酷い歯痛。夕べは激痛に近く眠れなかった。今日は一日中鈍痛。顔の右半分が痛みでおかしい。今夜も眠れないかも。


こんなもの、誰かが一言、「大変だね。お疲れ様! よくやるね。」とほめてくれたら直っちまうに違いない。誰かって、家族よ、家族! 私をほめてくれる家族がいないの。(あ、歯痛を忘れるためにビールを飲んでるのだけど大分きいてきた。ぼやくゾー!)


何年か前の正月のことだ。千葉の親の家に新年の挨拶に行って帰り、レストランに入って食事をとることになった。夫と長男と私。夫は徘徊が酷い状態の時。
夫がトイレに立った時そのジケンが起きた。
夫は、隣りのテーブルで食事をしていた学生らしい男性をまたいで進もうとしたのである。こんな驚いたことはない。自分が進もうとした先に、人が椅子に腰掛けて食事をしていたら、それをよけるのではなく、頭をおさえ、足をあげてまたごうとしたのだから。
一番驚いたのはその学生風の男性である。狼狽のあまりナイフとフォークを落としてしまわれた。長男が急いで夫を落ち着かせ、トイレに誘導し、私はその男性に侘び、その席におられた四人全員の方の食事の代金を支払わせて欲しいと申し出た。でもその人たちは、「いいですよ、大丈夫ですよ、気にしないで下さい。」と屈託なく言って帰られた。どんなにびっくりされただろう。


夫が戻った時、私は、かなり苛立っていて険悪な顔で叱責した。すると長男は、私のその苛立った雰囲気が嫌だったのだろう。「しょうがないだろ、おやじはこういう病気なんだから、ギスギスした言い方するのやめてくれ!」と私に怒りを露にしたのだ。


この時の絶望感と寂寥感たらなかったですね。ちょうどこの頃、夫は夜中の徘徊がひどく、眠らず、油断すると外や二階に行ってしまうので、私は殆ど眠らず、布団を玄関の土間近くに敷いて、夫が外に出ようとしても、二階に行こうとしても私の身体を踏みつけるようにしていたのだ。もし私が疲れて眠ってしまっても、当時は80キロぐらいあった体重で踏まれれば嫌でも目が覚める、というわけなのだ。
それでも外に出た夫を追っかけて、私がころび、肋骨が陥没したこともあった、鉄のドアに小指の先を砕かれたこともあった。
この正月の日は、そんな真っ最中で、疲労困憊の中片道三時間の道を運転し、帰る途中であったのだ。
息子に、「大変だね。よく頑張ってるね」とひとこと言って欲しかったんですね。ひとことでいいのよ。ほんとにひとこと。他の何もいらないのよ。
でも反対に叱られてしまい、いまだにトラウマ。


それにしても、私をほめてくれるものはいない。これ、こたえる。
最近、この日記にこうしてぼやいて憂さを晴らしているのもナンカ、みじめなような・・・・・。


デーモ、頑張りますよ。今目指しているものがある♪ トラックにぶつけられたらトラックの方がへこむ、と言われ続けてきた私です。怖いものはありません。(ちょっとヨッパラチャッタかな・・・)

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