柳生十兵衛島原の乱 最終回

今日は東京新宿から中央線に乗って行くところまでこれから関わる雑誌関係の研修に行き、帰りは7時半であった。夫はショートスティをお願いしているが家と森の犬たちや猫たちに食事をやらなくてはならないので、8時からの柳生十兵衛が観れるかどうか気が気ではなかった。
急いだのだけど、やっぱりドラマは10分ほど進んでしまった。
この間に、天草四郎(崎本)の乱を利用して柳生但馬守夏八木勲)を失脚させようとした主犯の円城寺(杉本哲太)は既に死んでしまっていて、院宣もその際燃えてしまったようで、つまり最終回の見所が終わってしまっていたのだ。


だからというわけではないだろうが、率直に言って最終回はつまらなかったっす。
殺陣は十兵衛(村上弘明)と荒木又衛門(高島政宏)、ラストに父の但馬守との戦いがあってやはりよくできていたのだけど、ウーム・・・天草四郎の敗北をあっさりスルーしてしまったのはどうもね〜。
結局幕府は、天草四郎を利用して国溢れていた幕府への反感を抱く浪人たちと、数が増えていくキリシタンキリスト教に恐れを抱きそれを根絶やしにしようとした、その指揮官が但馬守であって、これをまた利用して但馬守と幕府を下におく計画をしたのが朝廷だった。・・・この全容が最後にやっとわかりました。なんとも頭の悪い私です。(ホリホリ←頭をかく)
布施明さん扮する酒井阿波守は、首謀者というのではなくて、こうした動きに乗じて上にいきたかったんですね。これも最終回でわかりました。(ホリホリ)
布施明さんほんと好演だった。但馬に乗り込まれて狼狽する哀れさ上手かったです。その後の二人のコミックしたては好きじゃなかった。

それから、但馬守の夏八木勲さん、何を演じられても存在感があるのに、今回は線が細く感じてならなかったです。それが残念でした。腹を切れなかったんですね。実際の但馬守はどうだったんだろう。中村錦之助萬屋)が生きていて但馬を演じたら見事に腹掻っ切っただろうけれど。(あ、これは横道余談だ)


後に由比正雪となる富士太郎(和泉元弥)が逃げて行ったようだから、次回の十兵衛の勝負もまたはじまるのでしょうか? 舞台は江戸かぁ、和泉元弥さんの由比正雪、一癖も二癖もありそうだし面白そうだなぁ。期待してます。