駐車違反 民間監視

駐車違反車の取締りを民間が依頼されて行うという報道を聞きながら、夫が勤務に行っていた頃のことを思い出した。当時埼玉県に住んでいた。夜遅い夫は、家の最寄の駅まで来る終電車に乗れず、大宮までなんとか戻ると私を迎えに呼ぶのである。家から大宮駅まで一時間ぐらいかかっただろうか。真夜中の道を走って指定された駅前まで行く。
困るのが車の停車場の確保だった。駅前の駐車していい場所はいつも満杯だったし、結局、駅から大分離れた道端に止めて待つことにした。そこは駅から徒歩で10分ぐらいかかる公園に面した道で、夜中は歩く人も車もあまり通らず、車をしばらく止めておいても誰かに迷惑をかけるという所ではなかった。
ある夜のことだ。そこに車を止めて夫が来るのを待っていると、二人の警官が来て、「ここは駐車禁止場所だ。」と不審尋問をされた。
警官の言葉の調子にカチンーッと来ましたね。まるで犯罪者扱い。
普段はボ〜サリとして誰からも軽く見られる私ですが、力にまかせて迫ってくるヤツや何を思い上がって、と見える人には、場合によっては本来の気の強さを発揮します。
私は車を降りて、二人の警官に、なぜここに止まっているかの理由を話して後、言いました。「車は走るだけのものではないでしょう? 必要な時には止める、これ当たり前でしょ。どこにも駐車場がない場合、走り続けていなくちゃならないんですか? 駐車違反をするなという前に、駐車場を作るのが筋じゃないんですか?」。


民間が監視して取り締まるって、なんか、イヤ〜〜〜〜〜〜ァナ気がするんですがこれでいいんでしょうか?