野生の猿と交流する少女の報道

今テレビで、少女が山に向かって大声で呼び声を発すると、猿たちが少女の周りに集まって餌を食べるところが報道されていた。
動物と交流することは嬉しいことなのだが、こうして報道され、またそれに合わせる様に餌をやっていくということに、躓くものを覚える。大丈夫だろうか? 猿たちの運命とこの少女。


猿たちの運命、というのは、こうやって数多く集まってくるようになって、数が多くて手にあまるようになった時、猿立ちはどうされるのか、という運命である。
これまでも餌付けで数が増え、殺駆除をするとかなんとかという報道は何度もあった。
生き物にまつわることでは、もてはやされてろくなことはない、といのが私の思いである。そこでつい危惧してしまうのだ。


少女に対しての心配は、猿と心の交感をし合えることが、後に悲しみになるようなことがなければいいが・・・と気になるのである。大人たちはしばしば、ずるく残酷な決定をするものだからだ。
今はこの少女を特別なようにもてはやして、後にこの子が命をかけて猿を守らなくてはならない事態にしなきゃいいが・・・と、これが私の取り越し苦労ならいいのだが・・・。


何にしても、生き物と子供の生命と心が不当に傷つけられることがありませんようにと願う。