五年前の今日

あの9月11日から五回目の9月11日が巡ってきた。
あの日の年、私は土曜日ごとに三鷹に通っていた。音楽グループ、『またたびアンサンブル』さんの『ねこんさーと』の上演のメンバーの一人として練習に行っていたのだ。
あの9月11日の後、行き帰りの電車ので、誰も何も言えなくなっていたような記憶がある。
私は三歳の日の、祖母の背中に背負われて空を焦がす真っ赤な炎からに逃げ惑っていた恐怖を思い起こしていた。
そしてその後、ブッシュ大統領が報復攻撃に出た時、私たちはだれかれとなく「ノー!」と言った。


三歳の戦争の記憶の日から、9・11を見てきた今日まで、ずうううううっと戦争のなかった日はなかった。いつも世界のどこかで戦争があった。
日本も再び・・・そんな足音がひたひたひたひたと近づいてきている不安を感じてならない。
今日、あらためて祈ります。世界のどこにも戦争のない時代になりますように・・・そのように生きれますように・・・。