真夜中のドライブ

この一週間の間に、一晩中起きていた日が二日間あって、その他の日もそうぐっすり眠ってるわけではないので、夜の10時ごろになると、もおどうしようもなく疲れて眠くてたまらない夜がある。
今夜もそんな日で、もうすぐのんびるのブログが公開になるので、新しい記事を書いておきたいと思ったが断念し、寝ようと寝室に行くと、ナント! 9時には就床して眠ったはずの夫の姿がない! ベッドにパジャマが脱ぎ捨ててある。


「ありゃ!!!」とまず玄関をのぞく。靴もサンダルもスリッパもそろってあるのに、玄関の明かりがついてドアが開いている。
「裸の上に裸足で出てしまったか???」と一瞬ドキリとしたが、認知症は進んでいるが結構冷静なところがあって、外に裸足で出ることはない、と確信する私はすぐに二階に駆け上がった。
「いたいた!」
二階の踊り場で、裸で横すわりをしている。
こういう時は、いくら、「降りなさい」とか「降りて」と言っても虚しいだけ。腹が立ってくるだけソンソンソンソンソン!
で、どうするかと言うと、外に出て車のエンジンをかけ、玄関先に移動しておいて、「ドライブして、どこかでアイスでも食べようよ。」と軽く軽く言うのである。胸の中の、「コンチクショー!!! こんなに疲れて眠くて死にそうなのに、よくもこんな・・・!!!!!!!!」などという罵りはおくびにも出してはいけませぬ。
今夜もニカニカとそう言いますと、夫は赤ちゃんが階段を降りるような降り方で降りてきました。


シャツを着せ、ズボンをはかせ、隣り町までドライブして、ローソンでアイスクリームを買って、車の中で食べて、さっき帰ってきましたダ、ダ、ダ!
そういえば昼間、認知症の妻を介護していた夫が無理心中をはかって夫婦で亡くなった事件を報じていましたね。
明日は我が身とマジに思ってしまいますダ、ダ、ダ。(・_・;)


こんな夜はもお眠れません。無情な時刻をダラダラと過ごして朝を迎えるのです。