あるブリーダー氏のブログを読んで

昨夜、自分にきたリンクのいくつかを辿っていたら、ある人の、アークエンジェルへの考えを書いたブログがあった。長い文だったが読んでいって、『ああ、あるほど・・・・・。』と思った。
それは穏やかな口調で綴られていた。だが、井戸端会議の世事口調の艶を帯び、近所の奥さんの好奇心をそこそことくすぐりあおり、いつの間にみんなを自分のペースに巻き込んでしまう力を秘めた説得力のあるものだった。
内容は、アークエンジェルの代表がカンパの使い道を明瞭にしていないことの疑念であった。「これって、ヘンじゃない〜? 私たちは、本当に犬のためにカンパしたのにィ、なんかヘンな使われ方していたら、悲しいわ、ね?」という調子で続いていた。
この論理だけ見ると、なるほど筋が通っている。あまり問題の本質を考えていなければ、「そういえばそうだわ!」ということになるのだ。
そこで、『ああ、なるほど・・・こうやって、林氏は救世主から犯罪者に突き落とされたか・・・。』と思ったのである。
書いた人は、ブリーダーだと明記されていた。
私はその記事に、自分の考えを書いてきたから私自身はそれでいいのであるが、つくづく、『こうやって世間が作られてきて、こうやって作られてきた世事が、世間の主流をなしてきたのだなぁ・・・。』ということを実感した。


トラウマをかかえ、社会性の成熟を得るのに苦労している人間が生きにくいのは当然だ。
そう、こうした世事通にかかったら、性格の欠点や独特の感覚などを持って、無防備に生きてる人間が、思いも寄らぬぬれぎぬを被せられ、あたかも悪人であるかのようにされて消えていく仕儀になるのだろう。


でも、それでも、生きていきましょう。
生きていることこそが、希望、というものなのですから。