西遊記『滅法国』

ついに美しき妖怪の女王、羅刹女のいる国に入った三蔵法師孫悟空沙悟浄猪八戒。どんな摩訶不思議な物語が展開するだろう・・・とワクワクしながらテレビの前に座ったのであるが・・・トホホ・・・夫が落ち着かず、介助にかかっていて観れなかったのである。


というのは、前日からお風呂が故障し、家で入浴ができなくなった。夫は毎日ディに通い(休むことは多いが)お風呂はそこで入れてもらっているのだが、無類のお風呂好きなので夜には家でも必ず入るのである。そのお風呂が故障でお湯も出ず入ることができなくなった。そうなって一日目なのだが、お風呂に入れないことが認知症になっている夫にとっては大変なことで、かつ認識ができず、お水を入れて入ろうとしてしまうのである。
そこで、水道の元栓を締めるなど、私も知力(?)と体力を振り絞って応戦である。・・・とそんな騒動がおさまって、やっと眠ってくれた時には、三蔵法師一行が、にこやかな羅刹女とりんりんちゃんに見送られている、ジ・エンドの直前になっていた。(ほんとにトホホ)


その場面で観ると、ドロボーだったりんりんちゃんはどうやら、羅刹女の娘、つまり滅法国のお姫様のようである!? どんな物語だったのだろう、観たかったなぁ。


さて、どうやら天竺はすぐのようである。そこで最終回を迎えるのだろうか? たしか天竺に着いてみたら何かとんでもない事態であった、というのが原作だか定説だかだったような・・・? これは夏目雅子さんの三蔵法師の時の西遊記のオリジナルだったのかな?・・・調べてみよう。


ところで、今回のタイトルになってる『滅法』。ふだんの会話で、「あいつはめっぽう強い
」などと使われていて(使わないか?)、意味は、「あいつはめちゃくちゃ強い。めったやたらに強い!」ということになるのだと思うが、滅法というのは本来、仏教に関係する言葉ですよね。煩悩を寂滅する法とでも理解するのだろうか。これも調べてみよう。
いずれにしても滅法国での闘いはどんなだったのか観たかった。