柳生十兵衛島原の乱

夫が自分の部屋でこのドラマを観ていたので、就床の支度をしながら私も観た。これは続き物らしく、ひょっこりのぞいたぐらいでは筋がさっぱり飲み込めない。村上弘明柳生十兵衛で、幕府転覆を企んでいるものを見張り、成敗しようとしているらしい、ということだけわかる。企てている側が杉本哲太江守徹江守徹が慈しんでいる若者二人、和泉元弥たち。


前も十兵衛のシリーズがあって、それは毎回十兵衛が敵と対決していたと思うので、今回のシリーズもそうなのだろうと思う。そこで今夜の敵は、江守徹が商人として育てようとしている太郎丸、次郎丸という若い兄弟だった。彼らは父親や仲間(何をしている仲間なのかよくわからなかったが、筋の流れで見るとキリシタン?)が異国に流され、それをした元凶が十兵衛の父、但馬のかみ(夏八木勲)と知っていて、その息子の十兵衛を亡き者にしようとするのだ。


この対決の殺陣にこのドラマは力を入れている気がする。なかなか鋭い殺陣だと思う。村上弘明は型が決まって綺麗だと思う。
前のシリーズで、忘れられない対決がある。(全部を観たわけではなく、たまたま観ただけだったのだけど)ダンカンとの対決である。ダンカンは、朴訥な村人だと思っていたら、突然十兵衛を狙う刺客に変貌するのだけれど、一瞬の変わり目が”腰”にあって、いきなり腕利きの忍びになるのだ。腰がぴたっとすわり、本当に強そうになった。以後ダンカン氏に一目置いている。


今夜は天草四郎由比正雪、幕府転覆を謀る二大人物が出ていたので、物語の流れはだいたい想像がつくが、これも何かの縁、来週からちゃんと観てみよう。


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