第四十回 三成暗殺

日曜日は大河ドラマを観て感想を書くというのが習慣だったのに、坂東さんの仔猫殺しからこっち、すっかりリズムがおかしくなってしまった。まるで坂東さんの呪いがかかってしまったようだ。
ここにきて、広島ドッグバークの犬たちが悲惨極まりない状況に追いやられている事件が勃発した。これこそ呪われているとしか思えないほど酷い。
すっかり落ち込んでしまい、ドラマの感想も手につかない有様。
それでも書いてはおこうとするのだから、私は融通がきかないというのか何なのか。


と言っても、ほんとに神経が参っていて、いつものように楽しく書けそうもない。そこで、ひとつ、嫌だと思ったところがあったので、それをのみ書いておこうと思う。

淀君が、「秀吉様が死んでみると、恋しいように思う」というような意味のことを言ったあのいうセリフである。
思わずゲヨッであった。淀がただの根性の悪い退屈な中途半端の女に見えてきてしまったゾ。
あれほど嫌っていて、相当ひどいことも言ってきたと思うのだが、それを、「恋しく思う」などつまらんことを言っては、あのひどい言葉の数々は甘え、わがままの類になってしまわないか? 淀の怨念は深いものがあったはずでしょう。あの演出はよくないゾ。